「第28回全国少年少女選抜レスリング選手権大会」が1月27日・28日に東京都で開催され、松原小6年の佐藤莉桜さんが6年生女子33kg級で準優勝を果たした。佐藤さんは「優勝できず悔しかったけど次も頑張りたい」と前を向く。

同大会は昨年夏の選手権のベスト8以上が出場できる選抜大会。33kg級は9人のトーナメントで優勝を争った。

中学校進学を見据え、6年生から階級を上げた佐藤さん。33kg級には同時期に階級を上げた岐阜県と兵庫県の強豪選手もおり、過去の大会でも大きな壁として立ちはだかっていた。

岐阜県の選手と対戦した初戦、佐藤さんは苦手意識を抱えながらも組手を使って積極的に攻め、得意のタックルで得点。大技をかわし後ろに回って追加点を取ると3対1で勝利を掴んだ。

シードを勝ち上がった兵庫県の選手と対戦した決勝では、前半にタックルで1点を先制されるも食らいつく。残り時間わずかで倒しにかかるが場外にもつれこみポイントを奪えず、0対1で準優勝に留まった。佐藤さんは「悔しいけど前より差は縮まったと思う」と手応えを感じた様子だ。

父がコーチを務める東海ジュニアレスリングクラブに所属する佐藤さん。憧れの選手は東京五輪金メダリストの須﨑優衣選手やパリ五輪に出場する藤波朱理選手。中学校生活を想像して「中学3年生で全国制覇、いつかオリンピックにも出たいな」と目標を語った。